同じような日々が続いていた―――――
いつも、依頼をこなし、アリーナに挑戦する。
そんな日々だった。でも今日は違うだろう。
だって、今日は――――――――――――――――――――――
       Christmasだから・・・・・・・・・・
いつもと同じように、目を閉じ、十字を切って、目の前にあるAC――――― アーマード・コアに乗り込む。オレンジ色の黄色がかったその機体は フロート型である。両肩にガトリングのようなものを装備している。
レイヴン、サイプレスとそのAC、テン・コマンドメンツである。
目の前のハッチがゆっくり開き、ACのフロート型の脚をエレベーターに 滑り込ませる。エレベーターはガコンと音を立てて上がりだす。
ここはアリーナだ。レイヴン同士が戦い合い、民衆の楽しみである場・・・・ すなわち『コロシアム』なのである。
そして、ハッチが開く。サイプレスはブースタアクセルを踏みしめ、『コロシアム』 のステージへと進み出た。
相手は、さほど強いものではなかった。何分かのマズルフラッシュの後、 敵のACはズタぼろだった。
ここまでは、普通通りだった――――――――――――――――ここまでは。

家に帰ると、手紙が来ていた。家の中でそれを読む。

『よくも僕のお兄ちゃんを!』

『仇は絶対にとってやる!』

そんな内容の手紙。当然だ。殺さねば殺される。それが掟だから。
だから俺は殺った。管理者も許してくれるだろう。――――でも。
なぜかどこかが痛かった。負傷しているわけでもない。でも痛む―――――
どこだ?やっと出所がわかった。心だった。とてつもなく心が痛かった。
これはいつもと違った。普通では、なかった。なぜ?いままで。何も。なかった。
でも。今。何故。痛む。今更。何故。
何故・・・・・・・・・・・・・・・・・。
そんなことはどうでもいい・・・そう思ったとき。白いものが窓から見える。
――――――雪だ・・・・タイミングが良すぎる。管理者は俺を見ているのか。
などと考える。首にかけている十字架をグッと握り締める。ここレイヤードで。
全て管理され、予定された世界――――故にこの雪も予定されている。
俺は管理者を信じている。だが、前の依頼。
管理者が狂っていると感じさせたあの依頼。水上だった。旧セクションに潜り込んだ
奴を破壊するだけだった。しかし、その時見た。奴の放つ爆炎の中で――――
DOVEと書かれた・・奴のエンブレムを――――――――――――――
管理者が・・・・・狂った?・・・・いや。
信じたくない。だから今も管理者を信じ続けている。このホワイトクリスマスも・・私を変えられなかった。だから。レイヤードを出ても。俺は管理者を守る。破壊されていても。
いや、俺はレイヤードから離れない。
俺は・・・そう誓った――――。
この、白く輝いたクリスマスの日に―――――
 人類は、地上に進出した。でも、俺はあの誓い通り。レイヤードから出ていない。
あのクリスマスから、丁度2年目のクリスマス。管理者はもう、いない。
俺は、来ていた依頼を遂行することにした。レイヤードの中枢にて、データを ミラージュより先に奪取しろ・・と
『中枢』という言葉に、真っ先に契約してしまった。俺は、イレギュラーと管理者
実働部隊の闘い跡地でデータ収集だった。誰もここから先へは進ませない。
あの聖地に・・またイレギュラーを侵入させてなるものか。
そう思っていると、通信が入る。

『こちらムーンサルト、敵ACを確認、これより排除する。』

敵か・・

『テン・コマンドメンツ了解。こちらは作戦を続行する。』

調査する。しばらくして・・・・

『データはミラージュに渡して貰おう。』

・・・・・・

『俺が戦闘するのは予定外だが・・』

・・・強い。今までの誰よりも。速い。果てしなく。
目の前の紫色のAC。マシンガンを連射してくる。レーザーキャノンも来る。
間一髪交わす。

『・・・ッ』

おもむろに天井が割れる。そして、白銀のAC。

『クローバーナイトか!一緒にこいつを始末するぞ。』

『了解。』

その道は・・・・果てしない、空の様に―――――――――――――――――――
fin...



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