第二羽

<7:30試験会場>

『試験内容は簡単だ、この都市に対して破壊活動を行うだけだ』

破壊活動か・・・確かに簡単だな。でも・・・ガードもいるだろうし・・・一筋縄ではいかんだろうな・・・

「了解、降下する」

試験管に適当に返事をし、ACを輸送機から降下させる。
クラウドは・・・別の地区の攻撃って言ってたな、結局1人らしい・・・
ACを着地する少し前にブースタを吹かし静かに着地させる。

『よし・・・試験者の降下を確認した、破壊活動に移行しろ』

いよいよ試験開始だ、これを成功させれば俺も鴉の仲間入りか・・・
言われたとおり、破壊活動を行う事にした。まず、ビルに発砲した。
ビルが崩れ落ち、窓ガラスが砕けて飛び散ると同時に血も飛び散った。・・・生まれて初めて人を殺した。
トリガーを引く指が震えだしてきた。次に逃げ惑う人たちに対して胸部の機関銃を乱射した。本来、ミサイル迎撃用の機関銃だが、対人攻撃用にも使えるようだ。弾丸は、吸い込まれるようにACの足元にいた人たちに当たった。
人が悲鳴を上げ、砕け、血しぶきが上がる。

「・・・ぅ・・・」

とうとう吐き気がしてきた。モニターに移る画像を3D処理する事にした。後から聞いた話だが、レイヴンは皆モニターの画像を3D処理するらしい。やはり、「鴉」とて人間だ。
吐き気は止まったが、やはり、手が震える。
次の瞬間、予想通りガードのMTが出てきた、だが、一世代前の、しかも逆間接MTだ。ACの敵じゃないだろう。
MTがミサイルを放ってきたが回避し、ライフルを撃ちながら接近した。
1機がライフルで大破、次のMTをロックし、ブレードで叩き斬った。
興味本位でまた3D処理を解除した。
爆発して崩れ落ちたMTから人が這い出ようとしている。だが、出られずに焼け死んだ。戦場とは生々しいものだ。
3D処理していたら発見できない、人の群れを見つけた、さっき考えた事だが、1人でも生き残らせたら・・・復讐されるかもしれない。ずっと怖かったが、もっと怖くなってきた。

「復讐されたくない・・・させるもんか・・・」

俺はそう呟き、ACの胸部機関銃を乱射した。
人が崩れ落ちる。血が舞い散る。

(地獄絵)

この言葉がピッタリだ。俺がやったんだが・・・
この後もガードをなぎ倒し、市民を惨殺した。隠れてる奴がいないかと、ACを降りて建物を探した。
隠れてる奴がいたら、すぐに持っていたハンドガンで撃ち殺した。
念入りにやった。生き残りはいないだろう。

『試験を終了する、輸送機のところまで来い』

ACを輸送機のところまで走らせた。
帰った時、クラウドが『飯奢るよ。』って言ってくれたが・・・断った。
何も食う気になれなかった・・・



<後書き>
短くなった罠(知るかYo
まぁ・・・その辺は「キャラ設定」で補うw(氏
それでは・・・キャラ設定に移行しますw


<キャラ設定>

轟 翔
年齢:14歳
性別:男
性格:冷静、ときまたブチキレる(何w


クラウド=ホーネット
年齢:15歳
性別:男
性格:温厚、だがサボり癖あり(何


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